日本の在来種で、その名が示すように最も多く生産されているのは山梨県。
また、国内でワインとして仕込まれている量は最も多い。
　江戸時代には、すでに相当な収穫量があったと思われ、俳人松尾芭蕉が歌に詠んだ「勝沼や 馬子も葡萄を食ひながら」の句の中のブドウは、おそらく甲州種のブドウではないかと思われる。
生食用も兼ねているので、日本人には非常に馴染み深いブドウと言える。