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2025年 秋の遠足「長野ワイナリーツアー」①
前日の土砂降りが一転、澄みわたる秋晴れの中、レコール・デュ・ヴァン恒例の秋の遠足が開催されました。
今回は東京発着のバスツアーではなく、現地集合・現地解散スタイル。
長野県東御市内を貸し切りバスで巡る、
よりゆったりとしたスペシャルな大人のツアーです。

【訪問先① ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー】
上田駅から車で約30分。なだらかな丘陵地に広がるヴィラデストワイナリーが最初の訪問地です。
代表取締役社長であり、栽培・醸造責任者の小西社長自らが出迎えてくださり、最初にブドウ畑をご案内いただきました。

穏やかな秋の日差しの下、小西社長からは創業の背景や現在の栽培状況について、丁寧なご説明がありました。
■2003年、エッセイストであり画家の玉村豊男氏が創設したヴィラデストワイナリー。
「ヴィラデスト(Villa d’est)」とはフランス語で「東の別荘」の意。
その名の通り、玉村氏がかつて別荘として過ごした土地がこのワイナリーの原点となっています。
標高約850メートルの高地に位置するブドウ畑は、昼夜の寒暖差が大きく、果実の酸を美しく保つ理想的な環境。
眼前に広がる千曲川ワインバレーの景色はまさに絶景で、参加者の皆さまからも感嘆の声が上がりました。

畑の中でも特に印象的だったのは、一番古いシャルドネの古木。
この木は、小西社長が「現代日本ワインの父」とも呼ばれる麻井宇助氏とともに植えたもの。
映画『ウスケボーイズ』でも知られる麻井氏の最後のお弟子さんとして、小西社長が当時の思い出を語ってくださいました。

20年以上の歳月を経た古木が、力強く根を張っていました。
収穫と仕込みを終えた醸造施設も、外側から見学。
発酵を終え、熟成へと向かうワインが静かに息づく様子が印象的でした。
また、ワイナリー内に併設された玉村氏のギャラリーも見学。
一面に飾られた自然をモチーフにした芸術作品を皆さま興味深く見入っていました。


【テラスでのテイスティング】
テラスでのお楽しみ、テイスティングタイムでは4種類のワインを試飲。
秋の爽やかな風を感じながらの乾杯からスタートです。
① ペティアン シャルドネ 2023
ヴィラデスト初のスパークリングワイン。軽やかな泡立ちが秋空にぴったり。

② ヴィニュロンズ・リザーブ シャルドネ
白桃やナッツの香り、冷涼地らしいエレガントな酸味が印象的。
③ ピノ・ノワール 2020
淡いルビー色。クランベリーやラズベリーの香りに続く、繊細でしなやかな酸。

④ タザワ・メルロー 2020
東御市・田沢地区の自社畑のブドウを自然酵母で発酵。
無濾過・低SO₂の“ナチュール系”赤ワインは、柔らかで穏やかな味わいでした。


最後はお楽しみのショッピングタイム。
玉村画伯デザインのオリジナルグッズや限定ワインに、皆さまの目も輝いていました。

【訪問先② アトリエ・ド・フロマージュ】

ヴィラデストワイナリーから車で約30分。
丘の上に佇む「アトリエ・ド・フロマージュ」に到着しました。
今年4月、併設のカフェとショップがリニューアルオープンしたばかりです。
◆ランチタイム
まずは皆さまでランチを楽しみました。
この日のメニューは、地元野菜をたっぷり使ったサラダと、2種類のピザ。
「自家製ブルーチーズのクワトロフロマッジョ」と「自家製スカルモッツァのマルゲリータ」です。



香ばしくクリスピーな生地にチーズの旨みがあふれ、皆さま大満足のランチタイムとなりました。
◆工房見学
お食事の後は、製造責任者・塩川氏のご案内で工房をガラス越しに見学。
■アトリエ・ド・フロマージュ
1982年創業。
「フランスの本物のナチュラルチーズを日本で造ろう」という志のもと、創業者の松岡夫妻が長野県東御市で立ち上げた日本屈指のチーズ工房です。
現在では、フレッシュタイプ、白カビタイプ、モッツァレッラ、そしてブルーチーズなど、多彩なチーズを日替わりで製造しています。
見学当日は、ブルーチーズの仕込み日ということで塩川さんがご案内の後に作業に入るとのことでした。
◆テイスティング
見学後は、心地よい秋の日差しの中、レストラン中庭でテイスティングへ。

この日のテイスティングは以下の5種類でした。

① マロンクリーム入りクリームチーズ
併設レストランのシェフによるオリジナルレシピ。
なめらかな口当たりに、マロンの優しい甘さとチーズの軽やかな酸味が調和。
② ココン(酸凝固タイプ)
牛乳製のソフトタイプ。爽やかな酸味と柔らかなテクスチャーが印象的。
③ ハードタイプ
熟成による旨みと深みのある味わいが感じられるチーズ。
④ ブルーチーズ
⑤ 翡翠(青カビタイプ)
アトリエ・ド・フロマージュの代名詞ともいえるブルーチーズ2種。
国内外のチーズコンクールで高い評価を受けており、日本の風土を映した優しい味わいのあるブルーチーズと、塩味がしっかりとした深みのある味わいの翡翠。
どちらも大変好評!参加の皆さまも、その個性豊かな風味の違いに感嘆されていました。
柔らかな陽射しの中でのテイスティングは、あっという間のひととき。
最後は、リニューアルしたばかりのショップでお買い物を楽しみ、次の訪問先へと向かいました。

美味しいチーズと楽しいお買い物を満喫した後は、いよいよ次の目的地、テール・ド・シエルへ!
ここからは、松島千冬先生にレポートを引き継ぎます。