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【初夏のワイナリー遠足 マンズワイン 勝沼ワイナリー】
6月29日(土)に開催した「初夏のワイナリー遠足」
ランチは、棚仕立てのブドウの下でBBQを楽しみ、
午後は「マンズワイン 勝沼ワイナリー」を見学させていただきました。
▼マンズワイン 勝沼ワイナリー
https://mannswines.com/winery/katsunuma/
まずは、社長の島崎大様からマンズワインの歴史を教えていただきます。
1962年にキッコーマンによって山梨県勝沼に設立されたのが今回私たちが訪れた「マンズワイン 勝沼ワイナリー」、その後1973年には、長野県小諸市に2つ目のワイナリー、「マンズワイン 小諸ワイナリー」が誕生しました。
マンズワインの「マン」は親会社であるキッコーマンの「マン」と旧約聖書に記されたラテン語の「天から授かった食物マナ“manna”」にちなんで命名されたそう。
そのまま、テイスティングに。勝沼ワイナリーから白ワイン2種、小諸ワイナリーから赤ワイン2種というラインナップをいただきました。
- 甲州 bamboo 2020 品種:甲州
山梨県勝沼町小佐手地区の甲州を100%使用し、樽発酵させた白ワイン。穏やかで品のある甲州に、樽のニュアンスが加わり、エレガントさが印象的でした。
- ソラリス 千曲川 カベルネ・ソーヴィニヨン 2019 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
長野県千曲川ワインバレー東地区に位置する上田市東山地区の自社管理及び契約栽培畑のカベルネ・ソーヴィニヨンを使用。晩熟品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンがしっかりと熟す、東山地区のポテンシャルを感じる1本。
- ソラリス ラ・クロワ 2019 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー
日本ワインコンクール2023[欧州系品種 赤]部門にて、金賞・部門最高賞を受賞した赤ワイン。長野県上田市東山地区にある約1haの自社管理・単一畑のカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローのブレンドで造られるこちらは、畑の場所が十字路の角にあることから「ラ・クロワ(十字路)」と名付けられたキュヴェ。
- ソラリス 古酒 甲州 2011 品種:甲州
なんとヴィンテージは2011年。甲州から造られた甘口ワインを、酸素を遮断したタンクで10年以上熟成させて、2023年に瓶詰めしたという熟成ワイン。ドライフルーツやアプリコットのような華やかな香りが広がり、甘味と酸味のバランスが素晴らしいワインに一同感動。
テイスティング後は、醸造設備やセラーを引き続き、島崎社長にご案内いただきました。
奥に見えるのは、一番人気のスパークリングワイン「酵母の泡」の“泡”を造る耐圧タンク。ワインを勉強している人には「シャルマ方式」としてお馴染みだと思いますが、フレッシュさや果実味を生かしながら泡を造るための大切な設備です。
特別に入らせていただいた製造エリアには熟成用の木樽がずらり。
ヨーロッパオークに加え、勝沼ワイナリーではマスカット・ベーリーAに一部アメリカンオークも使用しているそう。木樽の値段はどんどん上がり、今や1樽20万円。
そんなお話や、熟成されている様子を見ると、樽で熟成されたワインのありがたみをよりいっそう感じますね。
見学の最後には、2020年にリニューアルした「ワイナリーショップ」で、テイスティングしたワインや、ワイナリー限定ワインをたっぷり購入。大満足のワイナリー見学となりました。
世界のコンクールで数々の受賞を果たし、日本を代表するワイナリーを見学させていただけたこと、きっと参加した皆さまの心にしっかりと刻まれたのではないかと思います。
マンズワインの皆さま、いつも温かく受け入れてくださり、本当にありがとうございます。